【大会】第84回大会

日本刑法学会第84回大会を、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区等持院北町56-1)において、下記の通り開催いたしました。



【第1日】2006年5月27日(土)
総会 (9:40-10:00)

研究報告 (10:00-12:15)

「強制と緊急避難」 九州大学 井上宜裕
「法人処罰と刑法理論」 東京大学 樋口亮介
「行政調査と刑事手続
―行政情報の刑事手続における利用可能性に関する一考察―
千葉大学 笹倉宏紀


昼食 (12:15-13:30)

共同研究 (13:30-17:00)
分科会Ⅰ「犯罪論と刑罰論」

「刑罰論からみた犯罪論 ―問題提起にかえて― (司会) 立命館大学 松宮孝明
「犯罪論と刑罰論の関係」 早稲田大学 松原芳博
「文化葛藤と刑罰目的論」 京都大学 髙山佳奈子
「刑罰正当化論から見た責任概念および意思の自由」 筑波大学 岡上雅美


分科会Ⅱ「公判前整理手続」

(司会) 慶應義塾大学 平良木登規男
中央大学 椎橋隆幸
東京地方裁判所 大島隆明
最高検察庁 山上圭子
弁護士 岡慎一


分科会Ⅲ「新受刑者処遇法の諸問題」

「企画の趣旨」 (司会) 九州大学 土井政和
「受刑者処遇法の概要と実務に対する影響」 法務省矯正局 林眞琴
「受刑者処遇法の到達点と課題
―弁護士・弁護士会としての活動の観点から―
弁護士 海渡雄一
「研究者の立場からみた受刑者処遇法の到達点と課題」 龍谷大学 赤池一将
「受刑者の法的地位とその権利保障」 立命館大学 葛野尋之


懇親会 (17:30-19:30)

【第2日】2006年5月28日(日)
研究報告 (9:40-12:40)

「証拠評価をめぐる訴訟関与者のコミュニケーション」 龍谷大学 中川孝博
「尊厳死に関する一考察
―アメリカ合衆国の議論を素材として―
同志社女子大学 谷直之
「不作為犯と正犯原理」 甲南大学 平山幹子
「過失犯における注意義務の内容」 名古屋大学 古川伸彦


昼食 (12:40-13:40)

総会 (13:40-14:00)

ワークショップ (14:00-17:00)

1. 共謀罪 明治学院大学 京藤哲久
2. 量刑法 明治学院大学 城下裕二
3. 違法性の意識 京都大学 髙山佳奈子
4. 文書偽造 東北大学 成瀬幸典
5. 接見交通の現状と問題点 早稲田大学 寺崎嘉博
6. サイバー犯罪をめぐる手続法的諸問題 立命館大学 指宿信
7. 再審 大阪大学 水谷規男
8. 人身売買罪の検討 神戸学院大学 佐々木光明
9. 保護観察制度の改革課題 慶應義塾大学 太田達也
10. 心神喪失者等医療観察法について 京都産業大学 川本哲郎
11. 裁判員制度における評議
―裁判官と裁判員とのコミュニケーション―
大阪市立大学 三島聡


役員選挙についてのお知らせ
「理事及び監事の選任に関する暫定規則」に基づき、以下の要領により理事及び監事の選挙を実施します。
投票は、5月27日(土)午前9時から午後1時30分まで、大会会場に設ける投票場において、理事25名については20名の制限連記方式により、また監事2名については2名の完全連記方式により行います。
選挙権者、被選挙権者は、2005年4月1日までに入会された会員全員とします。ただし、2006年4月1日現在、62歳以上の会員は理事の被選挙権を有しません。また、同じく65歳以上の会員は、理事及び監事の被選挙権を有しません。
選挙の開票結果は、わかり次第、会場に掲示いたします。